百人一首 谷 知子:編 角川ソフィア文庫 本の紹介 + 桜と和歌

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2022.04.04(ライブドアブログ)記

2022.04.04 矢作川堤防
ひさかたの
光のどけき
春の日に
しづ心なく
花の散るらむ
作者:紀友則(きのとものり)

この歌は、春の日差しを浴びながら散る桜の美しさに対する感動が、
すべての原点だと思う。
幸福感を象徴するような春の日差しの中で、桜だけがせわしなくはらはらと散っている。
この対比は、永遠と刹那の象徴ともとれるが、散る桜は、はかなさというより、
光の中で躍動的に美しく散り姿を見せていると考えたほうがふさわしい。

落花は本来悲しむべきことだが、この歌ではむしろその美しい姿に
呆然と見入っている感がある。
こんなに平和でのどかな春の日に、どうしてまあ桜はあわただしく散るんだろうねと
首を傾げながらも、その答えを求めているわけでも、嘆いてるわけでもない。
落花の風景が春の日の一点景として、描き出されている。

百人一首(全) ビギナーズ・クラシックス日本の古典から抜粋)

書名:百人一首(全) ビギナーズ・クラシックス日本の古典
著者:谷 知子:編
出版:(株)KADOKAWA
発行:平成22年01月25日 初版発行
   平成29年10月15日 15版発行
定価:680円+税
*文庫本 253ページ 厚さ1センチ 紙の本


本居宣長 大和心と桜

山桜花

風雪に耐える桜 本宮山


桜ピンク( R-255 G-227 B-230)

おしまい。









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