銀二貫 髙田 郁さん 本の紹介

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2023.02.17(ライブドアブログ)記

大阪天満の寒天問屋の主 和助は、仇討で父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。
大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。
引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と生活に耐えていく。
料理人嘉平と愛娘真帆ら情深い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、
またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す・・・。

目の前で父親が斬り殺された少年。
早くに母親を亡くし、大火で父親が焼死、自身も火傷を負った少女。
口減らしで奉公に出されたが、火事で奉公先が消滅した過去を持つ番頭。
人が人を想う心、じれったい愛の行方は何処にたどり着くのか。
この本は、ハーレクインロマンス江戸版といえる、純愛時代小説です。

・解説:水野晶子(毎日放送アナウンサー)

*大阪商人
始末 才覚 神信心この三つは、大坂の地で商いをする者にとって、日々の要となる
大切な心がけであった。
収支を計って身を慎み、知恵を絞るだけでは、ひとかどの商人とは呼べない。
神仏に感謝する気持ちがあって初めて、真の大阪商人と呼べるのである。
(本文より抜粋)

*寒天(かんてん)
天草(テングサ)という海藻を煮熟しものを漉して精選したものを固めれば上質の
心太(ところてん)になる。それを凍結・乾燥させた乾物を角寒天という。
似た食材のゼラチンは動物の皮膚や骨、腱などの成分コラーゲンを主成分としている。

*寒天を使ったお菓子
心太・寒天ゼリー・羊羹・水羊羹・淡雪羹・錦玉羹(きんぎょくかん)
のし梅(山形県)・翁あめ(新潟)・牛乳羊羹(千葉)・琥珀糖/錦玉羹(京都)
淡雪羹(山口・広島・愛知)

(経歴)
作家:高田 郁(たかだ かおる)
兵庫県宝塚市生まれ。中央大学法学部卒業。
1993年に漫画原作者としてデビュー(筆名:川富士立夏)
2008年に「出世花」(祥伝社)で時代小説の世界へデビュー


書名:銀二貫
著者:髙田 郁(たかだ かおる)
出版:株式会社 幻冬舎
発行:平成22年08月05日 初版
   平成26年04月26日 11版
定価:600円+税
*文庫版 全345ページ(解説含む)厚さ1.5センチの紙の本です。

*参考文献
・日本の民俗/27大阪 著者:高谷重夫 出版:第一法規出版
・大阪商人(ちくま新書) 著者:武光誠 出版:筑摩書房
・大阪見聞録・関宿藩士池田正樹の難波探訪 著者:渡邊忠司 出版:東方出版
・大阪建設史夜話・大阪古地図集成附図 著者:玉置豊次郎 出版:大阪都市協会
・和菓子 人と土地と歴史をたずねる/柴田ブックス 著者:中島久枝 出版:柴田書店
・寒天の歴史地理学研究 著者:野村豊 出版:大阪府経済部水産課

*取材協力
・松木寒天産業株式会社


エジプトの神 Thoth(トート)
知恵の神 書記の守護神 時の管理人 楽器の開発者 創造神



銀二貫を読んだら羊羹が食べたくなりました。
米津羊羹を買って食べました おいしいよ!

おしまい。


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