蒼龍 山本一力 時代小説 本の紹介

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2023.01.25(ライブドアブログ)記

途方もない借金を背負う若夫婦が、貧しい暮らしの中で追いかける大きな夢。
どうか、今年こそ・・・。若者の原点を描いた表題作「蒼龍」、他四篇。
武家社会の心意気、商人の気概。
誠を尽くせば、身分の差を越えて人は分かりあうことができる。
生きる力と明日への希望を与えてくれる感動の傑作集。

〇江戸深川の職人や商人を描いた作品三篇「のぼりうなぎ」「節分かれ」「蒼龍」
江戸深川を舞台に(曲がったことはきれいだ)(恩義に報いる)(銭は二の次)
(筋を通す)(約束は守る)(お天とうさんは見ている)武士にも勝る気概と心意気の
中で生きている商人や職人たち。作者は、江戸深川を人間らしく生きることができる
無何有郷(ユートピア)として描いているように思える。

〇武家社会を描いた作品二編 「菜の花かんざし」「長い串」
武士が切腹しなければならぬ時は、そのほとんどが理の立つところで腹を切っていない。
理不尽極まりない理由で切腹を仰せ寸かるのである。
それでも、すべてを武士の面目ということで腹に収め、受容して死に赴く。
それでこそ武士は四民の頂点に立つことができた。
作者は武家社会の厳しさは、なまなかな覚悟で書けるものではない、と語っている。
この考えや想いは「菜の花かんざし」を読んでいただければ、納得がいくのではないか
と感じる。
(解説:縄田一男)より抜粋



目次
・のぼりうなぎ
・節分かれ
・菜の花かんざし
・長い串
・蒼龍


書名:蒼龍(そうりゅう)文春文庫 や 29-3
著者:山本一力(やまもと いちりき)
出版:株式会社 文藝春秋
発行:2005年04月10日 第1刷
   2011年01月25日 第13刷
定価:581円+税
*全361ページ(解説を含む)厚さ1.5センチの紙の本

(略歴)
作家:山本一力(やまもと いちりき)
・高知県高知市出身、14歳の時に上京。
 輸出会社・旅行会社・コピーラーターなど十数回の転職をした。
・自転車愛好家
*1977年「蒼龍」 第77回 オール讀物新人賞 受賞
*2002年「あかね空」 第126回 直木三十五賞(通称:直木賞)受賞
〈ウィキペディアより〉


エジプトの神 Thoth(トート)
知恵の神 書記の守護神 時の管理人 楽器の開発者 創造神

時代小説作家:故 宇江佐真理さんと山本一力さんは、家族ぐるみのお付き合いが
あったと文藝春秋のホームページでエッセイを読みました。
宇江佐真理さんは北海道で執筆をし、山本一力さんは東京で作家活動をしている
時代小説の作家同志がどんな小説の話をしていたのか、少し興味がある。


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