原子力戦争の犬たち 釣崎清隆 本の紹介
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2022年11月23日(ライブドアブログ)記
『福島第一原子力発電所 除染作業レポート 現場の作業員たちは!』
福島第一原子力発電所(作業員や地元住民は⦅1F=いちえふ⦆と呼ぶ)
福島第一原子力発電所(作業員や地元住民は⦅1F=いちえふ⦆と呼ぶ)
の事故直後、現場に満ち溢れた英雄譚を私が除染作業員をしていた時に山ほど聞いた。
そのどのエピソードより感動的なことは、現場から逃げた作業員の話を私は一つも
聞かなかった。それどころか、退去命令が出た下請け会社の下っ端作業員ですらも
現場が心配で去りがたく、2011年3月11日の夜は構内山側に立ち並ぶ協力企業の
事務所に泊まり込んで、翌朝に「何か手伝わせてくれ」と東電社員に談判して
窘(タシナ)められた者も一人や二人ではない。
作業員の中には東電や警察、消防の手伝いや雑用で貢献した者も数百人に上がったが、
2号機のベント失敗による原子炉圧力容器の爆破という破局的危険の増大とともに、
東電社員と危機管理や防災の精鋭部隊、いわゆる「フクシマ50」に作業人員が絞られ、
一般作業員は3月14日に待避させられることになった。
事故発生の3月11日以来、14日に待避を命じられるまで大車輪でショベルカーを操り、
事故発生の3月11日以来、14日に待避を命じられるまで大車輪でショベルカーを操り、
津波や爆発でで四散した「高線量の瓦礫」を撤去、構内道路を補修して、その後
入構してくる消防車やプツマイスター圧送車(コンクリート圧送車)、74式戦車
など大型車両が通れるように「建屋回り」の片付けと地ならしを1人で担い、
後の「フクシマ50」本隊による活躍の御膳立てをした猛者、いわば
「フクシマ50以上のフクシマ50」と言える地元協力企業、栃本重機の栃本良重氏は、
その作業で(100ミリシーベルト)を被爆した。
作業中に個人の被曝線量管理のため携帯を義務図けられているADP
(アラーム個人携帯線量計)が表示する積算値など気にもせず、非常事態において
栃本は黙々とそれを無視して仕事の貫徹を優先した。
男の美学か自己犠牲か、はたまた高貴なる義務か栄光ある責任か。
「いる人間でやるしかねえべ」・・・ 日本男児たるもの断じて逃げないのだ。
(本文より抜粋)上記
(本文より抜粋)上記
著者:釣崎清隆
出版:東京キララ社
発行:2017年03月11日 第1版第1刷
定価:1600円+税
出版:東京キララ社
発行:2017年03月11日 第1版第1刷
定価:1600円+税
*四六判 199ページ 厚さ1.3センチ 紙の本

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