桜と百人一首 編集:谷 知子 本の紹介

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桜並木/矢作川

ひさかたの
光のどけき
春の日に
しず心なく
花の散るらむ
著者:紀友則(きのとものり)

この歌は、春の日差しながら散る桜の美しさに感動が、すべての原点だと思う。
幸福感を象徴するような春の日差しの中で、桜だけが、せわしなくはらはらと散っている。
この対比は、永遠と刹那の象徴ともされるが、散る桜は、はかなさというより、
光の中で躍動的に美しく散り姿を見せていると考えたほうがふさわしい
落花は本来悲しむべきことだが、
この歌では、当然その美しい姿に呆然と見入っている感覚がある。
こんなに平和でのどかな春の日に、なんとまあ、桜はあわただしく散るんだろうねと
首を傾けながらも、その答えを求めているわけでもなく、嘆いているわけでもない。
落花の風景が春の日の一点景として、描かきだされている。
(本文より)

書名:百人一首(全)ビギナーズ・日本のクラシック古典
著者:谷知子:編
出版:(株)KADOKAWA
発行:平成22年01月25日 初版発行
   平成29年10月15日 第15版発行
定価:680円+税
*文庫本(角川ソフィア文庫) 253ページ 厚さ1センチ 紙の本

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