旭川市 女子中学生 いじめ凍死事件でよみがえる記憶 2021.10.26(ブログ移動)
(ブログ移動)この文章は2021年10月26日ライブドアブログで公開
全国的ニュースになった、愛知県での「いじめ」
◇1994年11月27日(日曜日)西尾市立東部中学校 2年生男子生徒 大河内君が
◇1994年11月27日(日曜日)西尾市立東部中学校 2年生男子生徒 大河内君が
自宅裏の柿の木で、首を吊って死んでいるのを母親が発見。
・同級生11人が虐めに関わる、主犯格4人は小学6年生頃から大河内君に
たびたび暴行を加え、金を要求していた事を認めた。
脅し取った金額は少なくとも110万円とされる
西尾市立東部中学校(wikipedia)
*もう一つのいじめ事件
◇1994年12月13日 岡崎市立福岡中学校 1年生男子生徒A君が
父親の経営する工場内で、クレーンに紐をかけ首吊りしているのが発見された。
・入学後、数人とケンカになり、反攻したことで虐めが始まる。
毎日数十人近くの男子生徒にたたかれ、教諭(きょうゆ)がいない時に教室の後ろで
虐められる事が多かった。
・A君のカバン・文具に「バカ死ね」と落書きされいた、落書きのトラブルで同級生が
投げた椅子がA君の頭にあたり、数針縫う怪我を負った事も明らかになった。
▽岡崎市教育委員会と岡崎市立福岡中学校・校長は、A君への生徒の行為は
「あれは、いじめではなかった」と結論を下し、幕引きをした。
岡崎市立福岡中学校(wikipedia)
もうすぐ彼らの「命日」がきます、今から27年前の出来事でした。
◇その事件の20数年後、遠く離れた北海道で複数の同級生の性的暴行の虐めで、女の子が自殺した。
旭川教育委員会は「虐めは、無かった」と岡崎市教育委員会と同じような、幕引きをしたようです。
考える、考えない、知らない、関わりたくない、どうせ・・・
他人の事、めんどくさい、公務員(教員)に意見してもしようがない、
法律は分からない、法律は難しい、裁判は怖い、裁判はめんどくさい、
裁判にはお金がかかる、どう行動したら良いか分からない、
いろんな言葉が、思い浮かびます。
あなたは、どう対応しますか。
あたたは、どう行動しますか。
あなたは、何を思いますか。
あなたに、答えはありますか。
(2021年10月26日記入文章)
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(追記)2025.12.07(日曜日)
インターネットの世界をうろついていたら
「西尾市立東部中学校」「いじめ自殺」「上之郷清人」という文字が目に入ってきた。
何年か前にブログに書いた虐め事件のO君とは名前が違う、また事件があったのか
と悲しい気持ちになった。
ネットの文章を読んでみるとO君の事件をノンフィクションの書籍ではなく、
小説として出版されるという記事だった。
ノンフィクションでは出版できない不都合な事情があり、O君がこの世を去って
30年もの年月が過ぎた2025年に小説としてこの世に現れた書籍だった。
西洋、東洋問わず古くから存在する教えであると言われる、「人は二度死ぬ」
(一度目は肉体が滅びた時、二度目は人々から忘れ去られた時)という考えかた。
日本では「人間は二度死にます。まず死んだ時。それから忘れられた時」
とエッセイや講演会で話した(永六輔さん)の言葉が広く知られています。
「生者の世界で覚えていてくれる人が誰もいなくなると、
死者の国から消えてしまうんだ。俺たちはそれを最終的な死と呼んでいる」
映画「リメンバーミー」ディズニー映画2017年に登場する
伝説のミュージシャン・ヘクターの言葉
このブログを書いていて、人間は二度死ぬという言葉が浮かんできた。
西尾市中学いじめ自殺事件は31年前の出来事であり、13歳でこの世を去った
少年は生きていれば44歳であり経済的に安定期になる年齢でもある。
いじめに関係した教師や生徒の数十人は、日々の生活を抱きしめて現在は
静かに暮らしているだろうし、当時の記憶も薄れていくであろう永い時間が過ぎた。
「人間は二度死ぬ」良い悪いではなく事実であり、人は忘れることが基本であり、
人間が生きていく知恵なのかもしれないし、人間は愚かであるという証明でもある。
何かしらの理由で自殺する少年少女は今でもいる。この先の未来にもいる。
立ちすくんでいる子供や大人に 呼びかける言葉はあるのだろうか、
今は言葉が思いつかない。 ここで終わります。
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*講談社ホームページからの引用
1994年11月27日(日曜日)、愛知県西尾市立東部中学校2年生の(上之郷清人)
が、自宅の柿の木にロープをかけて命を絶った。
100万円を超える恐喝、死の恐怖にさらされた暴行。
遺書には凄惨(せいさん)ないじめが克明に綴られていた。
日本中が涙した遺書に、ルポライター小林篤は強い違和感を覚え、新幹線に飛び乗る。
それが30年に及ぶ謎解きの旅の始まりだった。隠蔽する学校、口を閉ざす教師たち。
いじめに関わった生徒は加害者と被害者が複雑に入り組み、数十人にのぼる。
全面協力してくれた上之郷清人の家族も、心の奥底までは明かさない。
結論は、執筆断念。
すべて書くにはあまりにも関係者の不都合な事実に踏み込み過ぎていた。
それでも遺族や関係者との親交、断続的な取材と思索の旅は続く。
ついに執筆を決断したとき、小林篤はノンフィクションを放棄し、
すべて架空の物語として書く道を選択する。
あの日、新幹線に飛び乗った不惑のルポライターは、古希を迎えていた-------。
著者:小林 篤
出版:株式会社 講談社
発行:2025年06月04日
定価:4500円+税
*四六変型判 9285ページ 紙の本
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(いらすとや)




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