なぞとことわざ 柳田國男 本の紹介

 *夏休み 本の紹介

言葉遊びや、なぞなぞから 民俗学の面白さを探る一冊の本です。

「なぞなぞ」
・四方白壁、なかちらちらナーニ。
(行燈/あんどん)
・朝々赤い頭巾を着て庭をはいておる者ナーニ。
(にわとり)
・若いときは白髪で年をとって黒くなるもの。
(毛筆)

「天気うらない」
・卯のとき雨は笠見りゃ晴れる(山梨県)
(午後6時ごろ、降る雨はすぐに止むものだ。)
・夕鳩百日びより(新潟県)
(百日びよりは晴天が続くこと。)

「季節のことわざ」
・八十八夜のはね豆(千葉県)
(五月の月初めに、大豆の子葉が二つに分かれているように)
<本文より抜粋>



民俗学とはどういう学問かという事になりますが、一口にいって、それは今日まで、
書物や歴史に書かれなかった、ごく普通の人間の生活を明らかにしていこうとする
学問だと言うことができましょう。
偉い人や大きな事件でなく、何処にでも住んでいる平凡な人間、民俗学では、
この事を常民と言っていますが、実は、この常民こそ人々の大部分を占めるもので
あるにもかかわらず、それについていっこうに知られていないのです。
農山漁村に古くから根を下ろして、先祖代々の生活を繰り返しつつ平凡な暮らしを
続けてきた、これらの常民の事を、今日までの歴史の学問はかえりみようと
しなかったのです。<中略> 
自分の国の本当の姿を知るために「民俗学」という学問が始まったのです。
(解説:高藤武馬より抜粋)

(目次)
*なぞとことわざ
*ことわざの話
*棒の歴史
*正月の食べ物からみた先祖の話
*幸福の木
*椿は春の木
*鳥勧請のこと
*解説:高藤武馬(国文学者/俳人)


書名:なぞとことわざ(講談社学術文庫)
著者:柳田國男
出版:株式会社 講談社
発行:昭和51年12月10日 第1刷発行
昭和60年06月20日 第12刷発行
定価:400円
*185ページ、厚さ1センチの紙の本です。



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(期間)7月14日(金)~8月31日(木)
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利用料金 1時間:100円(税込)
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