ひめゆり忠臣蔵 吉田 司 本の紹介
*眠れぬ夜に本の紹介。
敗戦後の沖縄日本人捕虜収容所のキャンプ内・・・米兵はかがんで私の耳元でささやいた。
「キミト、ワタシ、コイビトネ」
彼は股の間を指さして言った。私は知らん顔して見せた。
・・・収容所には学問を受けていない女性がいたが、彼女たちはすぐに米兵と仲良く
なった。なかには自ら進んで好かれようとする者もいた。アメリカ人はその女たちを
(ハーニー)と呼んだ。姫百合学徒である私たちはプライドが高かったので、
そんな女たちから遠ざかっていた。
ハーニーたちは特別な扱いを受け、チョコレート/石鹸/コールドクリームなどを
米兵からもらい、色とりどりのきれいな服を着て私たちの前をちらちらした。
(小説「プリンセス リリィ」 著者:ジョー・ノブコ・マーチン から抜粋)
沖縄の精神的聖域「ひめゆり」それは沖縄の恥部であった。
戦後の日本の偽善的な平和思想に利用された「ひめゆり」の事実をたどり、
何度も「映画/自伝/語り部/文学/評論」として、世の中に流布され続けた
ひめゆりのフィクション(虚構)を批評してみた、ノンフィクションの一冊。
「ひめゆり少女は、壮大なフィクション(創作)だった。」
(差別と区別と名誉と言論)
この本を名誉棄損で訴えると抗議を受け当事者と話し合ったが、著者と沖縄出身の
松田氏の主張は共に認められず、本文の内容を削除や両論併記をすると関係者と覚書
取りを交わした。経過や詳細を改訂版の本書最後に掲載しました。
この本は、東南アジア的思想と生活様式を根底に生きる、沖縄本島と奄美大島に住む
人々の現実が少し分かるかもしれません(狭い島社会で生きるには・・・)
また、沖縄と奄美を一緒にしないでほしいという島の方々の思いがあります、
その点は留意してください。
*吉田司 氏(よしだ つかさ)著者略歴
・山形県山形市 1945年~ ノンフィクション作家
・ドキュメンタリー「日本解放戦線/三里塚の夏」演出助手を務めるが、その偽善性を
批判したところ、監督の小川紳介が他のスタッフに吉田を批判するように強要した。
(集団での虐めか?)この映像プロダクションを離脱した。
・国の補償金をもらった水俣病患者たちの生態を赤裸々に描いた「下下戦記」が
1988年(大宅壮一ノンフィクション賞)を受賞。
*著書
・「夜の食国(おすくに)」四六判 1987年刊 出版:白水社
・「宮沢賢治殺人事件」文春文庫 1997年刊 出版:文藝春秋
・「ひばり裕次郎昭和の謎」講談社+α文庫 1999年刊 出版:講談刊
・「王道楽土の戦争/全2冊」NHKブックス 2005年刊 出版:日本放送出版協会
(目次)
序章:白い傷痕のブルース
第1部:沖縄宙ぶらりん物語(米国へ留学した沖縄軍国ボーイ)
第2部:ひめゆり忠臣蔵(語り部と自慢話と芸能化)
終章:われらの時代の南与那国(ハイ・ドゥナン)
-本土の夜這いと沖縄の浜遊び/アジアの感覚-
書名:ひめゆり忠臣蔵
著者:吉田 司
出版:株式会社 太田出版
発行:1993年10月07日 印刷
1993年10月13日 初版発行
1994年04月08日 改訂再版発行
定価:1748円+税
*290ページ、2.3センチの紙の本です。
◇本屋さんをのぞいてみませんか、紙本を読んでみませんか。
ハーニーたちは特別な扱いを受け、チョコレート/石鹸/コールドクリームなどを
米兵からもらい、色とりどりのきれいな服を着て私たちの前をちらちらした。
(小説「プリンセス リリィ」 著者:ジョー・ノブコ・マーチン から抜粋)
沖縄の精神的聖域「ひめゆり」それは沖縄の恥部であった。
戦後の日本の偽善的な平和思想に利用された「ひめゆり」の事実をたどり、
何度も「映画/自伝/語り部/文学/評論」として、世の中に流布され続けた
ひめゆりのフィクション(虚構)を批評してみた、ノンフィクションの一冊。
「ひめゆり少女は、壮大なフィクション(創作)だった。」
(差別と区別と名誉と言論)
この本を名誉棄損で訴えると抗議を受け当事者と話し合ったが、著者と沖縄出身の
松田氏の主張は共に認められず、本文の内容を削除や両論併記をすると関係者と覚書
取りを交わした。経過や詳細を改訂版の本書最後に掲載しました。
この本は、東南アジア的思想と生活様式を根底に生きる、沖縄本島と奄美大島に住む
人々の現実が少し分かるかもしれません(狭い島社会で生きるには・・・)
また、沖縄と奄美を一緒にしないでほしいという島の方々の思いがあります、
その点は留意してください。
*吉田司 氏(よしだ つかさ)著者略歴
・山形県山形市 1945年~ ノンフィクション作家
・ドキュメンタリー「日本解放戦線/三里塚の夏」演出助手を務めるが、その偽善性を
批判したところ、監督の小川紳介が他のスタッフに吉田を批判するように強要した。
(集団での虐めか?)この映像プロダクションを離脱した。
・国の補償金をもらった水俣病患者たちの生態を赤裸々に描いた「下下戦記」が
1988年(大宅壮一ノンフィクション賞)を受賞。
*著書
・「夜の食国(おすくに)」四六判 1987年刊 出版:白水社
・「宮沢賢治殺人事件」文春文庫 1997年刊 出版:文藝春秋
・「ひばり裕次郎昭和の謎」講談社+α文庫 1999年刊 出版:講談刊
・「王道楽土の戦争/全2冊」NHKブックス 2005年刊 出版:日本放送出版協会
(目次)
序章:白い傷痕のブルース
第1部:沖縄宙ぶらりん物語(米国へ留学した沖縄軍国ボーイ)
第2部:ひめゆり忠臣蔵(語り部と自慢話と芸能化)
終章:われらの時代の南与那国(ハイ・ドゥナン)
-本土の夜這いと沖縄の浜遊び/アジアの感覚-
書名:ひめゆり忠臣蔵
著者:吉田 司
出版:株式会社 太田出版
発行:1993年10月07日 印刷
1993年10月13日 初版発行
1994年04月08日 改訂再版発行
定価:1748円+税
*290ページ、2.3センチの紙の本です。
◇本屋さんをのぞいてみませんか、紙本を読んでみませんか。
〇初めまして読書室Totoと申します。
ライブドアブログ「読書室Toto」で、本の紹介を書いています。
このたび(グーグルblogger)を開設しました、ライブドアブログと同じ内容ですが
、どうぞよろしくお願いいたします。
ブログ名「紙乃惑星/ペーパープラネット」は30年前に開業した古本店の屋号です。
当店は「読書室」「自習室」として営業しています。
マンガ喫茶のような「コミック・書籍・飲食」はありません、いたってシンプルな
かたちで営業しています。
マンガ喫茶のような「コミック・書籍・飲食」はありません、いたってシンプルな
かたちで営業しています。
コンビニの三分の一ほどの店舗面積で営業しております。小さく狭い空間ですので、
「ご不満」のお客様のご意見もございました。ご利用前に、一度店内をご覧いただき
確認していただければと思っております。
店内見学のご来店を歓迎しております、ぜひお越しください。
(お知らせ)
「本を売ってください。」
本の買取をしております、買い取れない本もございます。
ご来店前に電話での確認をお願いいたします。
*それではまたお会いしましょう。そして、さようなら。(hiko)
〇愛知県碧南市
☆古本ペーパープラネットで検索してください。
「読書室Toto」+「ペーパープラネット」と表示されます。
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