経済評論家の父から息子への手紙 山崎 元 本の紹介
本の紹介
経済評論家の父から息子への手紙
山崎 元 さん
・まえがき
著者は大学に入学した息子に宛てて手紙を書いた。
文面の一部に「お金の稼ぎ方・増やし方」 についても思うところを書いた。
本書は、主にその内容を必要十分な程度に詳しく説明した ものだ。
想定する読者は、第一に著者から見て息子や娘のような年齢の、これから働き、
お金を稼ぎ、 増やして、使っていく「若い人」だ。もちろん、息子本人も含まれる。
子供たちも含めて、読者に、お金を、効率よく稼いで、正しく増やし、
気持ちよく使ってほしい。そのための、考え方と具体的な方法を伝えることが
本書の目的だ。
・あとがき
本書を書き終えてみて、自分の子供たち世代に伝えたいことは、これで一通り
全部伝えられた、 という満足感が著者にはあります。
実は、著者は2022年の夏に食道癌に罹ったことが分かり、手術等の治療を経ましたが、
2023年の春に再発が分かりました。そして、5月には、あと3ヶ月保つだろうか、
と自分も 周囲も思うところまで体調が急降下しました。
その時に、余命三ヶ月なら、ぜひやっておきたいと思った三つのことのうちの一つが
本書の 執筆でした。
(中略)
さて、最後に「幸福」に関して父が見つけた「秘訣」をお知らせしましょう。
それは、「幸福感は一時のもので、人生は通算成績で計るものではない」
ということです。 「本人」は、最後まで幸福感を感じることができます。一方、
「通算成績」を最後の最後 まで持って行くことはできない。
つまり、幸福のための努力は最後までできる。しかし、通算成績は「他人」にしか
見えないし 、これを持って行くことはできません。これらについては、将来の
あれこれが見られない ことが純粋に「残念」ではありますが、
「希望」もまた捨てる必要がありません。
つまり、「幸福」と「希望」の両方に対して、それぞれに誠実に向き合うと
いいのです。
君への手紙の最後を「父のやりたいこと」で終えたのは、そういう意味でした。
息子本人と、すべての読者の幸せを祈ります。
山崎 元(やまざき はじめ)
*目次
第一章 働き方・稼ぎ方
・「昭和生まれの働き方 常識」は割が悪い
・「新しい働き方」は効率性と自由を求める
・株式による報酬を取り込め
・他8項目
第二章:お金の増やし方と資本主義経済の仕組み
・お金の運用にについて必要な「基本」はこれだけ
・借金なしに済む「生活資金」は常に確保せよ
・運用資金は全額「全世界株式インデックスファンド」でいい
・他30項目
第三章:もう少し話しておきたいこと(働き方のコツ覚書)
・自分の人材価値を中心に考える
・最初の仕事は「興味が持てて、倫理観に反しない」もの
・早く「転職できる人材」になる
・他23項目
終章:小さな幸福論
・幸福の決定要素は、実は一つだけ
・モテない男は幸せそうに見えない
・価値観の99%は他人が作った概念でできている
・他10項目
付記:大人になった息子へー息子への手紙全文
書名:経済評論家の父から 息子への手紙
お金と人生と幸せについて
出版:株式会社 Gakken
発行:2024年02月27日 初版第1刷発行
定価:1600円+税
*四六判 190ページ 厚さ1.7センチの紙の本です。
*著者略歴
・山崎 元(やまざき はじめ) ・経済評論家
・北海道出身 ・1959年(生誕)~ 2024年1月1日(逝去)
・東京大学経済学部卒業
・三菱商事/野村投資信託/住友生命/住友信託銀行/メリルリンチ証券
パリバ証券/山一証券/明治生命・UFJ総研
12回の転職をした。
・2005年 楽天証券経済研究所客員研究員 就任
2010年 獨協大学経済学部特任教授 就任
マンガ喫茶のような「マンガ(本)・飲食」はありません
いたってシンプルな形で営業しています。
小さく狭い空間ですので、「ご不満」なお客様のご意見もございました。
ご利用前に、一度店内をご覧いただきたいと思っております
店内見学のご来店を歓迎しております、ぜひお越しください。
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